2019年4月9日、財務省は新しい日本銀行券(新紙幣)及び500円貨幣を発行する事を発表しました。
新しい日本銀行券(新紙幣)は、2024年度上期を目途に発行予定。
新しい五百円貨幣は、2021年度上期を目途に発行予定。
と、いう事でしたが・・・
財務省は2021年4月27日、延期していた新500円硬貨の発行を11月から始めると発表しました。
なぜ新しい日本銀行券(新紙幣)や新500円硬貨の発行を決めたのでしょう。
今回は、500円硬貨のなぜ?を調べてみました。
なぜ、新500円硬貨の発行が遅れたのか?
2021年1月、財務省は、新500円硬貨の発行を10月以降に延期すると発表しました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ATMや鉄道の券売機などの改修作業に遅れが出たためです。
2021年4月現在では、ATMは8~9割、鉄道の券売機は7~8割が更新を終え、残りの半年程度で事業者の対応が可能だと判断し、2021年11月に新500円硬貨の発行を始めると発表しました。
なぜ、新500円硬貨の発行が必要なのか?
500円硬貨の偽造防止を強化するためです。
財務省は、偽造抵抗強化等の観点から2019年4月に・・・
- 新1万円札(渋沢栄一)
- 新5千円札(津田梅子)
- 新千円札(北里柴三郎)
の製造とあわせて、新500円硬貨の導入を発表しました。
現500円硬貨と新500円硬貨の違いは?
新しい500円硬貨は、新たな偽造防止技術として、3つの技術が取り入れられています。
- バイカラー・クラッド(二色三層構造)
- 外周にはニッケル黄銅を採用し、内側は白銅で中心の銅を挟んだものとなる。銅の部分は外から見えないが、機械で扱うときに電気伝導率の変化を利用する際にこの層が有効となる。
- 微細文字
- 表面の縁の内側の上下に「JAPAN」、左右に「500YEN」の微細文字加工が施される。
- 異形斜めギザ
- 斜めギザの一部を他のギザとは異なる形状(目の間隔・勾配など)にしたもの。流通用硬貨への採用は世界初となる。
五百円バイカラー・クラッド貨の表裏面のデザイン(微細文字)

五百円バイカラー・クラッド貨の構造

異形斜めギザ

引用:財務省「新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します」より
ウィキペディア「五百円硬貨」より
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いつ500円硬貨が作られたのか?
500円硬貨が初めて発行されたのは1982年。
岩倉具視の肖像が描かれた500円紙幣に代わるかたちで登場しました。
現在の500円硬貨は2代目。今回発表されたものが3代目になります。
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まとめ
新しい500円硬貨は、現在の500円硬貨よりバイカラーで少しおしゃれに感じました。
また、記念硬貨などを除いた一般流通硬貨では、額面である500円は日本の硬貨で最高額であるばかりでなく、世界で有数の高額面硬貨なのです。
500円硬貨が出来た当時は、スイスの5フラン硬貨、旧西ドイツの5マルク硬貨、スペインの500ペセタ硬貨と並んで高額面硬貨として話題になったそうです。
新しい500円硬貨を見るのが、今から楽しみですね。
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