今、よく耳にする「SDGs」。
皆さんは、「SDGs」のことをどのくらい知っていますか?
➡「SDGs」の基本的な内容はこちらをどうぞ。
日本はどのような「SDGs」の対策を行っているのでしょうか。
そして、私たち個人でも簡単に出来る取り組みを調べてみました。
日本政府の「SDGs」の対応
「SDGs」とはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。
2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められ、国連加盟193か国が2016年から2030年までの15年間で達成するために掲げたより良い世界を目指す国際社会共通の目標。
17の大きな世界的目標と、その一つ一つの目標に達成するための具体的な169のターゲットがあり、またそのターゲットにも232の指標があります・・・。
では、日本政府はどのような対応をしたのでしょうか。
2016年5月20日に、第1回「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合」が開催。
2016年12月には、今後の日本の取組の指針となる「SDGs実施指針」を決定。
〚 SDGs実施指針 (2016年) 〛

➡ 引用:外務省 SDGs実施指針(2016年12月決定)概要 より
2020年12月、第9回推進本部会合で、2021年のSDGs推進のための具体的施策をとりまとめた『SDGsアクションプラン2021』を決定。
その中の、8つの優先課題に関する具体的な取組例を見てみましょう。
8つの優先課題に関する具体的な取組例
★「経済財政運営と改革の基本方針2020」(抜粋(令和2年7月17日閣議決定))
今回の感染症拡大を機に、我が国として、官民が連携して国内外でSDGs推進の機運を醸成し、国際ルールづくりを主導し、イノベーションや関連投資・事業を強化する。
★「成長戦略フォローアップ」(抜粋(令和2年7月17日閣議決定))
国連SDGサミットで合意された「行動の10年」の実践のため、保健・栄養、海洋プラスチックごみ、気候変動、防災など日本の強みが活かせるSDGs主要課題において、TICAD7や日メコンSDGsイニシアティブをモデルに、日本企業による国際機関との連携等を促すことを含め、官民挙げた取組を推進する。
「SDGs実施指針」の8分野に関する取組を更に具体化・拡充
①あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現
• ジェンダーの主流化・女性の活躍推進など
②健康・長寿の達成
• 新型コロナウイルス感染症危機に対する取組など
③成長市場の創出,地域活性化,科学技術イノベーション
• 未来志向の社会づくりなど
④持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
• 持続可能で強靱なまちづくりなど
⑤省・再生可能エネルギー,防災・気候変動対策,循環型社会
• 再エネ・新エネ等の導入促進など
⑥生物多様性,森林,海洋等の環境の保全
• 海洋保全・海洋プラスチックゴミ対策など
⑦平和と安全・安心社会の実現
• 子どもの安全など
⑧SDGs実施推進の体制と手段
• 広報・啓発の推進 (「ジャパンSDGsアワードの実施等)など
★この一つ一つにもっと細かく具体的な取組例をあげています。
➡ 詳しくは、外務省 SDGsアクションプラン2021
日本企業の「SDGs」の取り組み
次は、日本企業がどのような取り組みをしているのかを見ていきましょう。

皆さんがよく知っている企業をあげてみました。
まだまだ多くの企業が2030年の「SDGs」目標達成へ向けて、色々な取り組みをしています。
気になる企業があったら、「SDGs」に対してどのような取り組みをしているのか調べてみてはいかがでしょうか。
➡ 引用:Edu Town SDGs より
私たち個人でも出来る「SDGs」の取り組み
「SDGs」って、なんだか難しそうと思っていませんか?
そんなことはありません。
誰でも出来る簡単な「SDGs」の取り組みを一部ご紹介します。
- 買い物にはマイバッグを使う
➡プラスチックごみの問題解決につながります。 - 照明はこまめに消して、電気を節約しよう。
➡エネルギーの無駄使いを減らせます。 - たまにはシャワーですまして、お風呂の入り方を工夫しよう。
➡バスタブに入力するより、水を節約できます。 - 紙、プラスチック、ガラス、アルミニウムをリサイクルしよう。
➡ごみを減らし、ごみを出さないためにリサイクルをして資源を循環させよう。 - SNSで「SDGs」に役に立つ情報を見つけたら「いいね!」やシェアをしよう。
➡「SDGs」に関しての取り組みを広げよう。
などなど、もう皆さんも行っていることから、ほんの些細な簡単なことまで、「SDGs」の個人の取り組みはたくさんあります。
調べてみると、自分も「SDGs」の取り組みに参加してたんだーという事も分かり、他にどんなことが出来るのだろうと、「SDGs」に興味をもつ切っ掛けになるのではないでしょうか。
「SDGs」子どもでも理解できる?
今では、小学校でも学ぶ「SDGs」。
子どもも理解しやすいように、「SDGs」の色々な教材やゲームなどが出ています。その一部を紹介しますね。
- imacocollabo(イマココラボ)さんが出している、カードゲーム「2030 SDGs」。
・SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲーム - 未来技術推進協会さんが提供している、SDGsボードゲーム。
・SDGsに関する取り組み事例を分かりやすく、かつ楽しみながら学ぶツール - JICA 地球ひろば(印刷可能)
・SDGsカードやSDGsすごろく「ゴー・ゴールズ」などたくさんの教材を紹介しています。 - 「こどもSDGs」 なぜSDGsが必要なのかがわかる本
・子供用にとても分かりやすく書かれています。大人が読んでも良い本です。
等々、探すとたくさんの教材があり、子どもと一緒に大人も楽しみながら学べますね。
![]() |
こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本 [ バウンド ] 価格:1,430円 |

![]() |
食育でSDGsが見えてくる (食卓からSDGsをかんがえよう!) [ こどもくらぶ ] 価格:3,520円 |

まとめ
2030年までに「SDGs」目標達成に向けて、世界中の国々・世界中の人々が様々な取り組みを行っています。
まずは、「SDGs」ってなんだろう?と興味や関心を抱いてもらうことが「SDGs」への第一歩へとつながります。
ほんの些細な取り組みかもしれませんが、ひとりひとりの小さな行動がとても大切になってきます。
未来について考え「SDGs」の取り組みに参加して、より良い未来を目指していきましょう。
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