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学校教育が社会の変化とともに、変わっていっていることを知っていますか?
「ゆとり世代」の若者たち・・・という事をよく耳にしますが、どの年代の事を言うのでしょうか?
今回は、その「学校教育の変化」について説明していきます。
「ゆとり世代」とは?
「ゆとり世代」とは・・・
2002年~2011年の間に義務教育を受けた世代
1987年4月2日生まれ~2004年4月1日生まれの人
*1年でも「ゆとり教育」を受けている人
では、「ゆとり教育」とはどのような教育なのでしょう。
また、なぜ「ゆとり教育」が始まったのでしょう。
「ゆとり教育」が始まったわけ
昔に戻りますが・・・、
- 1971年 日本でも「スプートニク・ショック」の影響を受け、学習指導要領改訂で理数教育の現代化カリキュラム(詰め込み教育)が始まる。
- 現代化カリキュラム=「詰め込み教育」とは・・・暗記による知識の増大を目指す教育方法の事で、
「なぜそうなるのか?」といった疑問や創造力など考える力の欠如が問題視される。
また、「詰め込み教育」知識の暗記を重視した教育なので、試験が終わると忘れてしまうという指摘もあった。
- 現代化カリキュラム=「詰め込み教育」とは・・・暗記による知識の増大を目指す教育方法の事で、
- 「詰め込み教育」への批判が高まる
- 「生きる力」=「変化の激しいこれからの社会を」生きる力の教育が必要
- 「総合的な学習の時間」をはじめ、各教科で「調べが学習」など思考を鍛える学習・経験重視型の教育を目指す。
- 完全学校週5日制を実施し、学習時間(授業時数)や学習内容を削減した「ゆとり教育」を行う。
【スプートニク・ショック】
1957年10月4日 ソ連による人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げ成功の報により、アメリカ合衆国を始めとする西側諸国の政府や社会に走った、衝撃や危機感を指す。
➡ 引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』スプートニク・ショックより
「ゆとり教育」から「脱ゆとり教育」へ
なぜ、「ゆとり教育」から「脱ゆとり教育」へと変わっていったのでしょう。
- 2000年 OECD(経済協力開発機構)によるPISAを受ける。
➡ 「PISA」についてはこちら - 2003年、2006年 連続で世界の順位を落とす。
➡ 学力低下が指摘される! - 2007年 全国学力・学習状況調査が始まる。
- 2008年 内容を増加させた学習指導要領の改定を行う。
- 2009年 小・中学校における「総合的な学習の時間・選択教科」の削減を行う。
- 2010年 OECDによるPISAの順位が上がり、学力が上昇。
- 2011年 改定された学習指導要領を施行する。
➡ 「脱ゆとり教育」!!
文部科学省は「ゆとりでも詰め込みでもない生きる力を育む教育」と称しています。
2020年以降は、3つの力をバランスよく育むことを目指しています。
- 学びに向かう力、人間性など
- 知識及び技能
- 思考力、判断力、表現力など
【OECD(経済協力開発機構)】
1960年欧州18か国にアメリカとカナダが加わり、経済発展に尽力する組織として設立。
日本は、1964年に加盟。
➡ 「OECD」について詳しくはこちら

まとめ
日本の学校教育は、「詰め込み教育」➡「ゆとり教育」➡「脱ゆとり教育」と変化してきました。
これからも社会の変化とともに、学校教育も変化していくでしょう。
学習は暗記することもです大切が、これから子供たちが大人になり生きていくために、その覚えた知識や技能を使い考え、どのように役立てるかがとても重要になることが分かりましたね。